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      「成年後見制度」とは・・・・・

 「成年後見制度」は、認知症・知的障害などで判断能力が十分といえない成年者のために、法律上の権限と責任を持った「後見人」をつけて、本人が支障なく普通の生活を送れるように支援する制度です。

成年後見制度は「法定後見」と「任意後見」という二つの異なる制度から成り立っていますが、いずれにおいても、後見人は、本人の意思を最大限に尊重し、かつ心身や生活の状況に配慮しながら、本人が安心して生活を送れるよう、最善の努力をする役割を負っています。
二つの制度は、概ね次のとおりです。

      ★法定後見制度★

・すでに、認知症などで、判断力が低下した人のため
 の制度です。
・四親等内の親族などが、家庭裁判所に申請手続き
 をします。
・本人の症状により、「後見・保佐・補助」のいずれか
 が適用されます。
・後見人は、家庭裁判所が選びます。

・後見人の権限や責任の範囲は、家庭裁判所が決め
 ます。
・後見人は、行った仕事を家庭裁判所に直接報告し
 ます。


      ★任意後見制度★

・現在、元気な人のための制度です。

・本人の自由な判断で、後見人候補者を選びます。

・後見人に任せる仕事の内容や条件は、契約書に明
 記します。
・公証人立会いの下で、公正証書契約書を交わしま
 す
・本人の判断力が低下したら、家庭裁判所で任意後
 見監督人選任の手続きを取ります。
・任意後見監督人が任命され、後見人は行った仕事
 を監督人に報告します。


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      「後見人」の役割と任務

 後見人は、あくまでも本人の生活を側面から支えていくことが、その役割です。
まず第一に、本人の生活をしっかりと見守り、そして生活に必要なサービスの提供等を
行います。
すいれん
財産管理だけが仕事ということではありません。

  1.生活面の配慮・見守り
    ・本人の意思、心身の状況の把握
    ・安全で快適な衣食住の確保
    ・健康管理、医療などへの配慮

  2.生活上の契約・管理・公的手続き
    ・電気、水道、ガス、火災保険の契約    ・戸籍、住民登録手続き
    ・介護サービスなどの選択・契約       ・介護保険申請、不服申し立て
    ・老人ホームなどへの入居契約       ・税金申告、納税、還付金回収

  3.金銭・財産の管理
    ・年金、利子配当、賃料などの収入
    ・生活費、医療費、介護費用などの支払
    ・通帳、証書、印鑑などの管理

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      「成年後見制度」利用のメリット

■判断力を失っても、後見人が本人の生活環境と財産をしっかりと守ります。

■悪徳商法などによる、本人に対する押し付け販売や詐欺的契約は、後見人が「取消権」を
 行使して契約を解除することができます。

■後見人は、法律上の正規の代理人として、本人に代わって金融機関との取引をスムース
 に行います。

■後見人には、本人の財産の収支を家庭裁判所に報告する義務があり、お金の流れについ
 ての正確な記録が残ります。

■家庭裁判所も、後見人から報告を受ける形で、本人の生活を見守ります。

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・・・・・後見制度について、詳しく知りたい方は 「市民後見センターきょうと」 または 「NPO法人成年後見なのはな」 のホームページをご覧下さい。